地元が北海道だから、本州に行く移動手段は必然的に飛行機だった。
一番最初の飛行機の記憶は、確かロサンゼルスに行くときの飛行機。
その頃は耳抜きも上手くできなくて、耳の奥が痛くて泣きまくってたことを思い出す。
直近1ヶ月、父親の転勤や仕事についてなど本当に目まぐるしく過ぎている。
なんとか目の前にあることを片付けて明日に流して、布団に入って寝る生活だったが、全てはこの日のために頑張ったようなものだ。
推し主演舞台の初日公演を観にいくための大阪遠征が目の前に来るのはあっという間だった。
もちろん公演自体は最高で、自分の好きなタイミングで推しの横顔を堪能できる双眼鏡の凄さも感じた。(これは本当にすごい)
大阪のご飯は次来た時に残した部分もあるが、とにかく久々の息抜きになった。
母親とも2人旅できたので、良き思い出。
帰り、飛行機の窓の外を見ながら写真を撮ったりぼーっと眺めていたのだが、やっぱり私は空の上が好きだなと思った。
小学生の頃、窓側の席になったときは授業中に空を見ながら「鳥になりたいなー」と思っていたし、それは高校生の頃まで変わらなかった。
空が広くて、鳥が飛んでいて、夕日を綺麗だと思える環境が好きなのだと思う。
そういう景色を見ながら、私は自分自身に問いかけて過去を振り返っているのだなと思った。
今回の帰りでも、過去同じように上空から見た景色を思い出しながら「あの時はこう思っていたな」と振り返っていた。
色々思い出しながら、自分は空の上でいつも悩んでいるなぁと思った。
生きている限りきっと悩みは尽きないし、それが幸せを形作る型になるのかもしれない。
悩みがなければ、人として生きていけないことは身をもって知ったし、悩みがありすぎても人としていられないことを理解した。
そんな今の自分だからこそ、空の上では過去の自分を振り返って「きっと大丈夫だよ」って一つ願いを置いてきたのかもしれないな。
また空の上で綺麗だと思える景色を見れるように、過去の自分を振り返ることができるように、身軽な自分でいたいな。