ピカソがわかるようになったのかもしれない

ピカソがわかるようになったのかもしれない

1月が終わったと思ったら、もう2月も終わろうとしていて時空が歪んでいるように感じています。

この2日間は、パートナーと箱根旅行をしていました。

実は箱根に来たのは人生で2回目。初めての箱根は小学生の頃でした。

祖父母と伯父伯母と両親と私と。

 

登山鉄道に乗りながら「あの頃はこう感じていたな」と思い返したり、小さい頃に乗りたいと思っていた海賊船に乗れて「あのときに乗りたかったんだな」という気持ちに気づいたり。

大人になるということはまだどういうことか理解しきれていない。

けれど、きっと子供の頃にしたかったこと・できなかったこと、全部小さな頃の自分にしてあげられるのが大人なのかもしれないですね。

 

 

彫刻の森に行って、ピカソの作品を見ました。

「よくわからんなぁ」と思いつつ、なんとなく気に入った作品もあって。

この人は若い子供の頃の感性をそのまま持って生きてきたのかな、と感じたり。

 

ピカソについての動画?を観ていたら、「闇を重ねて光を生み出すのです」という言葉があった。どうにも私の心に刺さってしまった。

 

芸術に限らず、何かを生み出すことをしたことのある人は、なんとなく理解できると思う。

自分のどうにもならないこと、思考、生きてきた道。

振り返りながら、未来を見つめながら。

闇をたくさん見つめてきたからこそ、光を知ることができる。

そうやって、作品ができるんだなと思っている。

 

中学の頃に、不幸なときほど作品が作れるのだなと感じていた。きっと、幸せになったら作品は作れないのだと、そう思っていた。

でも、今の私なら「少し違うよ」と答えられる。

 

ちゃんと闇を見て、見続けていれば、自分なりの作品をきちんと作れるよ。

まだ、そう思ってるだけだけど。

 

昔は「よくわからない」で済ませていたピカソの作品も、大人になってみると少しだけわかるようになるよ。

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