縁のある神社と私

縁のある神社と私

小さな頃からお寺や神社というところが好きだった。
お参りをすることでなんだか心がスッキリして、気持ちが良かったからだ。

そんな私にはここ5年ほど贔屓にしている神社がある。
秋葉原にある柳森神社だ。

きっかけは5年前、高校3年になる前くらいに単身赴任中の父のもとへ会いに行ったときだった。

 

せっかくだしと東京旅行のプランを立てていた私。
渋谷へ行ってクッキー屋さんで物買おうと思ったら、ブランドヘア美人洋姉店員さんに「これ間違っちゃったからあげるヨー!!」とフラペチーノを貰って「東京すげぇ」と思ったり、国立新美術館のゴッホ展を学割使って無料で観たり、秋葉原へ行ってUFOキャッチャーの進化に驚愕したりしていた。(今の私は渋谷に一人で行くことはできない。若さってすごい)

その頃、初めてのバイト代でコンパクトデジカメを買っていた私は「東京でフィルムカメラを買おう!」と決めていた。

ネットで色々調べて、秋葉原のお店へ行こうとしたのだが、地図を見てもそのお店が見つからない。
ウロウロ秋葉原の裏通りを歩いていたら、ふと見かけたカメラ屋さんがあった。
小さめで古い感じのお店だった。

少し覗いてみようかな、と思いショーケースを見ているとお店の人が声をかけてきた。
北海道から来たことを伝えると、すごく話が盛り上がって、OLYMPUS PENを買おうとしたら色々なアクセサリー類もおまけしてくれた。

「すごく良いお店だったなぁ」とホクホクしながら秋葉原駅へ向かっていると、小さな神社を見かけた。
何かすごく惹かれたのでお参りすることにして、願ったのはクラス替え直前だったので「担任も、クラスの人も、良い人でありますように」だった。
境内に猫ちゃんもいるような、すごく落ち着く場所だった。

1ヶ月後のクラス替えで、私はとても良いメンバーのクラスになって、担任も一番信頼している人だった。
「あの神社が叶えてくれたんだ」と思った私は、受験面接の際にもお参りした。

「前はありがとうございました。明日の面接、上手くいくように頑張ります。」と、奮発して千円札を賽銭箱に入れた。

 

大学に合格した私は、上京して真っ先にあの神社に行った。
大学生活中、何かモヤモヤするときや行く機会があるとき、新年のときには必ずお参りしていた。

就活で悩んでいたときもそうだった。(このときも千円札入れた)

ここまで書いといてあれだが、私は無宗教だ。

家のお墓はお寺にあるし、仏教の考え方を好んでいるけど神社にお参りするし、日本人らしいといえばらしい人間だ。

ただ、私はお参りすることが好きだし、心がスッキリすることが好き。
それは神様を信じているとかそういうことではなく、お参りするときに願うことによって、自分自身と向き合うことが好きなのだ。

結局、神様が叶えてくれるわけではなく、自分で行動した結果なのであって、すべては自分次第ということ。

私はお参りして、手を合わせるときに自分と向き合っている。
今の自分の願いはなんなのか、本当の想いはなんなのか。

それを定期的にしているのだ。

 

 

皆さんも、贔屓にするお寺や神社があると楽しいですよ。
御朱印もね!!

 

<2020年7月10日 14:44 noteにて>

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