私は幼馴染が割と多い。一番仲の良い幼馴染は幼稚園の頃からの付き合いだし、一番古い付き合いだと1歳からの幼馴染もいる。軽く数えたところ、10人近くはいると思う。
その幼馴染の中に、一番の親友と呼べるやつがいる。小学生の頃から大人びてて、中休みに"星新一"を読んでるようなやつだった。その頃、私はファンタジー小説に激ハマりしていたので「星新一?聞いたことあるけど、妖界ナビルナやフォーチュンクエストより面白いのか?」と思ってた。今なら「お前読んでみろ!」と言いたいところだが、その当時は子供なので仕方ない。
そいつの本を読む姿がやけに記憶に残っているのは、きっとそいつらしい印象として強く残っているのだと思う。「何読んでるの?」と聞いたような気もする。
あともう一つ、そいつとの記憶で覚えているのは小学校の敷地内で遊んでいた時のこと。うさぎ小屋の中で遊んでたのか、なんなのか。急にみんなが外に出て行ったので、私も追いかけてドアに手をかけたら、思いっきり手を挟んだ。
そのときは確か中学年か高学年くらいだったから、痛くても我慢しなきゃと思ったし、実際我慢できていた。みんな先に行ったみたいだし、誰もいないし我慢できると。でも、そいつだけが何故かいた。その後、現在にもわたってたくさん語り合うことになる親友だけがいた。その瞬間、ただ「痛い」としか思えなくてぽろぽろ泣いたのを覚えている。きっとそいつに見せた最初の涙だったと思う。
なぜ私の大事な親友について書いているのかというと、また私は泣いてしまったからだ。今回はそいつの言葉で。
語彙力のない私が紡ぐ言葉を、そいつは全て理解して拾い集めて飾り直してくれる。私の中にある気持ちを綺麗に表してくれる。全て分かってくれると信頼している一番の理解者だ。きっとこれからも、この先もずっと変わらないだろう。
あまりスピリチュアル的な言葉を使いたくないが、私は君をソウルメイトだと思っているよ。いつもありがとう。
<2019年8月19日 12:17 noteにて>